抜け馬伝説から映画の世界へ――倉吉で過ごした、小さな「塞翁が馬」の一日

① 「抜け馬伝説」の長谷寺へ

2026年10月7日、水曜日。絵馬に描かれた馬が絵から抜け出し、暴れ回ったという「抜け馬伝説」に興味を持ち、鳥取県倉吉市の長谷寺を訪れました。

参拝後には近くの白壁土蔵群も散策するつもりだったので、車は倉吉市役所の観光駐車場へ。広く、車を停めやすい駐車場でした。

ここから、打吹公園を経由して長谷寺へ向かいます。

② 山道に入る前に、鎮霊神社へ

打吹公園にあった、打吹山のトレッキングコースの案内を参考に歩きました。

選んだ道は鎮霊神社の鳥居をくぐるコースだったので、こちらにも参拝しました。

一見すると落ち着いたたたずまいの神社ですが、境内で目に留まったのが「最後の日記」と題された看板です。その言葉が心に残り、私にはどこか物悲しさを感じる場所でした。

③ 木々に囲まれた道と、元気な挨拶

長谷寺へ向かう道は比較的整備され、勾配もそれほど急には感じませんでした。それでも山道を歩き続けると、少しずつ疲れがたまってきます。

背の高い木々に囲まれているため、道中は遠くの景色を見渡せる場所が少なく、眺望を期待していた私には少し物足りなさもありました。

ところが、お寺に近づくと、たくさんの子どもたちの声が聞こえてきました。どうやら近くの小学校のマラソン大会が行われていたようです。

すれ違う子どもたちが元気に挨拶をしてくれて、こちらも元気をもらいました。

さらに進むと、自然の中に観音さまの石仏がいくつも現れます。木々に囲まれて静かに立つ姿に、長い年月を感じました。

④ 歴史を感じる仁王門と、参拝前に知っておきたいこと

境内へ向かう道は掃除されているようでしたが、設備には使えないものもありました。訪問時、水飲み場の蛇口は壊れているように見え、お手洗いも利用できませんでした。

今回のように山道を歩く場合は、飲み物を用意し、トイレも出発前に済ませておくとよさそうです。暑い季節には、休憩を取りながら歩けるよう、時間にも余裕を持たせたいと感じました。

仁王門では、安置された仁王像の迫力に圧倒されました。山道を歩いた先で出会うその姿には、存在感があります。

また、狛犬の顔立ちは、私にはどこかシーサーを思わせるものでした。屋根の形も、普段見慣れているお寺とは少し違って感じられます。建物の細部に目を向けるのも、参拝の楽しみの一つでした。

⑤ 大絵馬は次の機会に

平日の昼間だったこともあってか、お寺ではほかの参拝者を見かけず、静かに過ごすことができました。

馬がかわいらしく描かれた絵馬もいくつか飾られていて、抜け馬伝説のお寺らしさを感じます。

ただ、今回は急に取れた休暇だったので、予約をできておらず、大絵馬の拝観できなかったため、境内や建物の雰囲気を楽しむ参拝となりました。

伝説にまつわる絵馬を見られなかったのは残念でしたが、次に訪れるときは予約をして、ゆっくり拝観したいと思います。

※絵馬の写真は、個人のお名前が写っているため掲載を控えています。

⑥ 白壁土蔵群で、餅のしゃぶしゃぶ

参拝後は、白壁土蔵群をぶらりと散策しました。

この日は水曜日。定休日の案内が出ているお店がいくつもあり、少し残念でしたが、食事では珍しい「餅しゃぶ」を楽しむことができました。

見た目の量はそれほど多く感じなかったものの、食べ進めてみると、さすがお餅。思っていた以上におなかが満たされます。

お餅の味は12種類あり、違いを楽しみながらいただけたことも印象的でした。山道を歩いたあとの食事として、満足のいく食べ応えでした。

⑦ 帰ろうとしたところで、映画との出会い

食事にも満足し、そのまま帰ろうとしたところ、NHKの取材だという方から声をかけられました。

映画『遥かな町へ』に関心を持って訪れたのか、という質問でした。私は長谷寺への参拝と白壁土蔵群の観光が目的だったと答えました。

突然のことで少し戸惑いましたが、その方はほかの観光客にも声をかけていました。手元の観光マップを見ると、映画のロケ地を公開している場所があることも分かりました。

それまで予定に入れていなかった映画の世界が、急に気になってきました。

⑧ 「中原洋服店」で、昭和の世界をのぞく

向かった先には、「高級紳士服 中原洋服店」と書かれた看板がありました。

建物は町並みによくなじんでいて、知らなければ普通の洋服店だと思い、そのまま通り過ぎてしまいそうです。

ここは映画『遥かな町へ』の撮影に使われた場所で、撮影時のセットを残して一般公開しているとのことでした。訪問時の入館料は100円で、ポストカードもいただけました。

スタッフの方は親しみやすく、話し上手。館内では、映画の舞台である昭和38年を感じさせる小道具の数々が目を引きました。

大きな展示施設ではなく、二階建ての家を見学するような規模です。それでも、実際のロケ地や小道具を見ることで、作品の世界がぐっと身近に感じられました。

映画が公開されたら、この場所がどのように映っているのか確かめてみたい。そんな楽しみができました。

⑨ 同じ町並みが、少し違って見えた帰り道

帰り際に『遥かな町へ』の倉吉街歩きマップをいただいたので、もう一度、白壁土蔵群を歩いてみました。

最初は歴史ある町並みとして眺めていた風景が、今度は映画の舞台として目に入ってきます。同じ場所でも、背景を少し知るだけで、見え方が変わるのが面白いところです。

予定より歩く距離が延びて、最後には少し疲れました。それでも、帰るつもりだったところから、新しい楽しみに出会えた一日でした。

大絵馬を見られなかったことや、お休みのお店が多かったことなど、思いどおりにいかない部分もありました。けれど、子どもたちの挨拶、餅しゃぶ、そして映画のロケ地との出会いが、旅の印象を豊かにしてくれました。

抜け馬伝説を訪ねた日に、予定外の展開を楽しむことになるとは。私にとって、小さな「塞翁が馬」の一日になりました。

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Sai o ga

If I add these words in Hindi language it will become sanyog (संयोग) which means by chance, fluke.

I think it’s matching the meaning in Japanese. :blush:

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Thank you for sharing such an interesting connection! It’s fascinating how “sanyog” in Hindi and the Japanese expression share a similar nuance of chance and fate. Learning about language connections like this is truly wonderful! :blush:

Mit Überraschungen ein interessanter und vielseitiger Tagesverlauf. @nyoki :folded_hands:

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Mengesankan @nyoki . Terima kasih :folded_hands:t2:

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中身の濃い一日を過ごされて、ワクワク感が伝わってくるようなストーリー、ありがとうございます。

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Glad you found it interesting! It’s always amazing to discover how different languages and cultures connect in such beautiful ways.

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