3種類の写真を撮影して、ストリートビューを作成しました。
・解像度 6720×3360 の360°写真を15枚 (THETA Z1)
・解像度 8192×4096 の360°写真を15枚 (Pixel 3 の SV App)
・解像度 10240×5120 の360°写真を15枚 (Pixel 5 の SV App)
これらの写真は、1本の線上に、2.5m間隔で撮影しました。
これらは撮影方法が異なるだけであり、その後の処理は45枚を同等に扱いました。
すると、それらのすべての写真を青線にすることができました。
https://goo.gl/maps/WrYYR7ks9FwGLqK9A
しかし、青線は、撮影方法の差による区分と同様に、3つに分断されて表示されました。
これにより、EXIF内のカメラ情報や解像度が異なっている写真は、同一の青線には入れないという想像をすることができます。
この区分がカメラ情報の違いによるものであるのか、解像度によるものであるのかは、私はこれ以上は実験1する予定はありません。
興味を持たれた方は同様の実験をしてくださいね。そして是非その実験結果を教えて下さい。
また、Googleマップ上で、その座標が建物内であるという絵が描かれていても、青線化の障害にはならないことも、この実験でわかりました。
なお、私は、建物内で撮影した写真を青線にすることも出来ます。
例1) https://goo.gl/maps/9jiDbxE4JbrZtoj96
このテクニックについて興味がある方は、以下をご覧ください。
https://www.localguidesconnect.com/t5/Street-View-Discussion/Make-the-Street-View-in-the-tunnel-or-building-a-blue-line/m-p/1231161#M28772
私はこれまで、「スマホのSV Appで、スマホカメラを使った36枚の写真から1枚の360度写真を作成する機能」で撮影された画像では青線を作ることが出来ないと考えていました。
https://www.localguidesconnect.com/t5/Street-View-Discussion/TIPS-Street-View-App-ストリートビュー-アプリを使いこなす/m-p/2767434/highlight/true#M47097
(例2) 南蔵院涅槃像 https://goo.gl/maps/J7PE1QDjSNBDRepy8
(例3) 役立たずの大岩 https://goo.gl/maps/9FkTqkWWKHbgreha9
(例4) 展望台(突端の1枚のみ) https://goo.gl/maps/9Txw7mzmobUdiXx99
しかし、青線化のための条件を整えれば、そのような写真でも青線を作れることを、今回の実験で実証出来ました。
(例4)は、突端の1枚のみが8192×4096の高解像度の写真です。しかしこれは青点のままになってしまいました。
その他は6720×3360であり、青線になっています。
私は、最も景観のよい場所の1枚のみを高解像度で撮影したのですが、その方法では青線に組み込むことは出来ないことが今回の実験によりわかりました。
(もちろん、高解像度の写真を11枚以上並べれば青線にすることができると思います。)
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- 以下は、撮影からアップロード、そして青線で見えるようになるまでの詳細です。
商業ビルの屋上駐車場を利用しました。Googleマップでは屋内であるかのように見える場所です。
撮影方法は以下の3とおりです。
(1) THETA Z1 をスマホのSV Appから制御して静止画を撮影
(2) Pixcel 3 の SV App の静止画撮影の機能(スマホのカメラで3回まわってワン方式。実は私はこのテクニックでの1枚の撮影のために5回、回ります)
(3) Pixcel 5 の SV App の静止画撮影の機能
それぞれ15枚ずつ、合計45枚を撮影しました。
撮影間隔は駐車場の枠を利用することにより 2.5m間隔で統一できました。
そして合計45枚のすべて写真に対して、以下の同じ操作を施しました。
(1) SV App のプライベートタブ内で、必要であればボカシを入れる操作をしました。アップロードはしません。
(2) すべての写真をPCに移動しました。SV App のプライベートタブからも削除されます。
(3) PC内の別作業で写真の正確な座標を作り、すべての写真のEXIF内の位置情報を修正しました。
(4) SV Appで45枚をインポートし、座標を修正しました。(インポート時に座標の精度が落ちる仕様or障害のため)
(5) 25枚と20枚に分けてアップロードしました。
(6) プロフィールタブ内でコンステレーション処理をしました。
上記に、各撮影方法で撮影した15枚の範囲を示しました。
私は、アップロードやコンステレーション処理は、撮影方法の違いによる区別をせず45枚の写真全てを同等に扱っています。
これらの写真をMapillaryにアップロードしたら以下のようになりました。
まだサーバー内での処理は完了していないようですが、画像を見ることはできます。
https://www.mapillary.com/map/im/w4MMrszmU3o9HnXcEACHNG
解像度が同じである写真群であるならば、多少の支線が存在していても全ての写真を青線で繋ぐことが可能です。
https://goo.gl/maps/N1bYm7u4DwuTuruy5