06-08-2018 09:42 PM
「本好きのアナタに贈る写真撮影のコツ」(Link)から分離しました。
まさか、"Elevator widget"に反応があるとは思っていなかったので、ちょっと不意打ちを喰らっています。あまり良い事例がなくて申し訳ないのですが、こんな機能もあるよということで、簡単に紹介だけいたします。
※有料ツール利用を前提としますが、誰でも使える機能ですので、支障のない範囲で記事にいたしました。問題があればご指摘ください。 @dsatoさん。
ニッポンでは、マルチフロアとか複数階機能と呼ばれることが多いようです。開発責任者スタッフォードさんの記事によると、"multi-level" や "Elevator Widget"という用語が使われています。Constellation(複数の画像を繋ぎ合わせること)を層状に積み重ねて、垂直移動を実現する機能を"levels" と複数形で表現するのが一般的なようです。積み重ねず平面的に並べるのを "islands" と呼んでいますけれど、ストリートビュー・アプリ(SVA)で編集する場合は、すべてが "islands" であって、殆ど意味を持ちません。
いずれの用語も、旧エディター時代の産物ですね。"Elevator Widget" は先の記事が初出だったような気がしますが、"levels"によって表示される「階別表示」のことを指して言います。
フィードバックは出尽くしたのか、最近のSVtpボードでも多くは語られていないようです。不具合報告がたまにある程度。現状の問題点は、だいたい以下の通りです。
要望として多いのは、「SVAに機能を実装して欲しい」と言うことですね。1と3が解決されないと混乱を呼ぶでしょうから、当面は期待できないと思います。
SV Publish APIで"Levels"の提供が始まって一年が経ちました。そろそろ何か進展があっても不思議ではありません。当方の経験から言って、"Levels"を最もスムーズに設定できるツールは、Pano2VR(*)だと思っています。上の事例は昨年3月に撮影し、6月ごろにPanoskinで設定を試みました。
※この点は @YasuhikoNさんがエキスパートです。
残念ながらPanoskinでの編集が正常に反映されることは一度もなく、今年の3月にPano2VRから再公開してようやく表示されました。SVAで公開したモノをPanoskinにimportしたのが原因かもしれません。
※新規公開では、いずれのサードパーティ・ツールで問題なく「設定~表示」できています。公平を期すため、最も早くから対応したのはGoThru Moderatorであったことを記しておきます。
ホテルやテナントビルなど、ビジネスの世界で使用されることが多いために、有益な情報を共有したくても、ムツカシイと言うのが現状。もしも、 @potaro67さんが興味をお持ちなら、コチラのスレッドをご利用ください。「プロ」を自称する方へのレスはぶっきらぼうですが、 @KOBAYASHI_Junさんのように、昼夜を切り替えるなど面白い活用法には喰いつきますよ。その場合は、2について「もっと緩和してくれ~」とフィードバックする必要があるかも。
昼夜の切り替えは公式でも使われているテクニックだったりします。同じ地点での定点観測は公式のタイムスライダーですけれど、もっと明示的にもっとドラマチックに行いたいです。
ここでの"Elevator Widget"は点いたり消えたりしてるんですよね。窓際へ近づくと消えちゃいます。面白いのは、表示名を工夫できるところです。3文字までオーケー。じゃぁ、半角だったら6文字かと言うと、やっぱり3文字です。ただし、モバイル版とデスクトップ版は横書き、埋め込み版は縦書きと統一性がありません。Widgetの表示位置も、モバイル版では画面の左側だったりします。
是非、ムツカシイ話は抜きにして、オープンにディスカッションを行いたいですね。よろしくお願いします。
06-09-2018 01:02 PM - edited 06-11-2018 12:18 PM
@Anonymous さん
こんばんは。
"Elevator widget" 解説ありがとうございます 🙂
前に開発系の掲示板で、"Elevator widget" ってMaps APIから呼び出す方法ある?という質問をあげたら "Multi floor" って言ってね!みたいな回答をもらい、ほうほうと思っていたところで、TourMakeから来た2017年末のDM内にリンクされていたYoutube動画の中で publish a multi-level virtual tour / Multifloorという記載があったことから、掘り下げてみた記憶があります。
諸説あるようですが、"Elevator widget" とすると 1F , 2Fのようなエレベータ表記しか使ってはいけないの?というのもあがっていた(元記事を探したのですが見当たらず)ので、このあたりから、ユーザ側では、multi level や multi floor という呼称も使われている・・のやもしれません。(朝・昼・夜と切り替えたいなどはエレベータ?という感じなのかも)
ちなみに、GoogleMaps APIに、このフロアの文字列を取り出すや、直接指定する方法は無かったとおもいますので、今の所、地点の上からバラバラに分離してオリジナルツアーを作るみたいな場合には、それぞれのpanorama ID を持ってきて指定する必要があるようです。(publish APIであれば、photoID経由で持ってこれます)
タイムマシン機能で、は、今の所Google撮影にしか対応していないと思うので、THETAなどで360度画像を投稿して、年を分ける・・なんて使い方もできるのかもしれません。(目線別なんかは、介護の現場で提案したことがあるので、結構役に立つかもしれません)
ただ、過去の写真をあげるのはNGということなので、毎年撮影して投稿しておいて手を入れて・・・・・という流れですかね(^^;
"Elevator widget" を設定したい panoramaID と、レベルの文言を指定して、それぞれの地点の差が5m以下であれば、publish API 側から、photoIDを取得し、levelだけphotos.update して付けるというツールを作ると、もしかしたら割とニーズがあるのかも・・・と少し思いました。
食器が飾ってある
# すみません・・結局ムズカシイ話になって終わりました・・
# 床が花だったのをこっそり修正しました。
<自分撮影でもタイムマシンになると教えて頂いたので、訂正しました>
06-09-2018 04:04 PM
楽しい機能を教えてくださいましてありがとうございます。画面の片隅になんか出ていることがあるなぁとは思っていたのです。
panoskin の levels を使ってみようと苦戦したときもあるのですが結局意味がわからないまま放置してました。 @Anonymousさんの記事でふと思い出しました。
@KOBAYASHI_Junさんの使用例のように季節の切り替えに使うのも面白いですね。
時刻や季節の異なる写真を座標を変えて撮影することで混在させている以下のような観光地があるのですが、
整理し直してみようかなあ。
06-10-2018 06:04 AM - edited 06-11-2018 06:54 PM
開発者視点のお話はついて行けないことが多いので、分かり易く紹介してくださると大変ありがたいです。用語の使い方は立場の違いによって様々だと思うのですが、現在のサードパーティ・ツールの提供側からは、"Levels"と"Islands"で一致しているようです。旧エディター(Panoeditor)からの流れだと思いますが、いわゆる「カメラマン」さん向けには、マルチフロア(Multi-floor)と使われるのが一般的だと思います。
Duscussionするときは、"multiple levels"と言う方が通じるように思いますけれど。。。
個人的なことで申し訳ないですが、当方は「カメラマン」という言葉が大嫌い。カメラに足が生えてるのかと、気持ち悪くなります。
それはさておき、当方が「ムツカシイ話は抜きにして」と言うのは、技術的な話を避けるのではなく、むしろその反対です。幸いにしてネットのお陰で(いや、Googleさんのお力で)、たいていは調べると分かります。
諸説あるようですが、"Elevator widget" とすると 1F , 2Fのようなエレベータ表記しか使ってはいけないの?というのもあがっていた(元記事を探したのですが見当たらず)ので、このあたりから、ユーザ側では、multi level や multi flower という呼称も使われている・・のやもしれません。(朝・昼・夜と切り替えたいなどはエレベータ?という感じなのかも)
当方はこの機能をシーン・チェンジャーの一つと考えましたので、自由にテキストを設定できることに感激したのですが。。。。以下はAPIによるマルチフロアの初公開作品です。「えー、アカンやろ」的な反応がありましたね~。
panoeditorでは、「1」や「2」のような数字を示すだけで、その数字も編集不可。しかし、APIと違ってかなり自由度があり、離れた場所でも切り替えが可能、「位置関係によって表示されない」なんてこともありません。なので、islands間移動にも使えるモノです。
この崖下が水仙郷です。飛んで降りると死にます(笑)
.
panoeditorのマルチフロアは、iPhone版マップ・アプリでも表示可能です。ホワイトハウスのフロア切り替えと同じですね。従って、APIによるマルチフロアは、Levelsに特化したものと考えた方が良いと思います。※上の柏原水仙郷では、かなり広いエリアを三つに分けてマルチフロア化(panoeditor使用)しました。
タイムマシン機能は、今の所Google撮影にしか対応していないと思うので、THETAなどで360度画像を投稿して、年を分ける・・なんて使い方もできるのかもしれません。(目線別なんかは、介護の現場で提案したことがあるので、結構役に立つかもしれません)
ただ、過去の写真をあげるのはNGということなので、毎年撮影して投稿しておいて手を入れて・・・・・という流れですかね(^^;
これは真っ先にやりたいと思っていたことで、THETA SCとTHETA Vでの違いや、異なった撮影手法を同じ季節で行う等。。。"'16","'17"の切り替えを試みた地点はいくつかあります。しかし、そのいずれも成功していません。原因は大体わかっています。すでに撮影した地点をツールにimportしてもうまくいかないようです。何らかのメタデータが残っていて、邪魔しているような感じです。
2016年
2017年
一旦削除して、新規画像を加えて編集した方が良いのでしょう。それをすると、Viewsが初期化されるので躊躇っていましたけれど、ちょっと実験したくなってきました。それか、Tour Creatorの改善待ちということでしょうかね。
@KOBAYASHI_Junさんに倣って、ちょこっと更新でレス。タイムマシンはSVtpにもスレッドがありました。読み返してみると、埋め込み版でもほんの一瞬だけ表示されてた時期がありました。青線談義が活発化するなかで、ひっそりと消えて行ったようです。そして、スレッドの最後はお決まりのカオスな雑談で途切れています。
06-10-2018 06:08 AM
@potaro67さん、綺麗なライトアップですね。近くから撮影すると、かなり強烈な明るさ。強敵です。
06-10-2018 11:28 AM
@Anonymous さん
こんばんは。
タイムマシン機能は、今の所Google撮影にしか対応していないと思うので、THETAなどで360度画像を投稿して、年を分ける・・なんて使い方もできるのかもしれません。(目線別なんかは、介護の現場で提案したことがあるので、結構役に立つかもしれません)
ただ、過去の写真をあげるのはNGということなので、毎年撮影して投稿しておいて手を入れて・・・・・という流れですかね(^^;
これは真っ先にやりたいと思っていたことで、THETA SCとTHETA Vでの違いや、異なった撮影手法を同じ季節で行う等。。。"'16","'17"の切り替えを試みた地点はいくつかあります。しかし、そのいずれも成功していません。原因は大体わかっています。すでに撮影した地点をツールにimportしてもうまくいかないようです。何らかのメタデータが残っていて、邪魔しているような感じです。
リファレンスを見たところ、メタデータのアップデートを行う Streetview Pulish API の Method: photo.update では、updateMaskを正しくセットしていないと失敗するようなのですが、条件はもう1つあるようで 緯度経度上の誤差は5m以内じゃないとうまくいかないようなことがあるようです。(距離基準は、ヒュベニの公式でいいのかな・・)
既に撮影した写真の場合には、部分的なパラメータでなく、全パラメータをアップデートしないとだめなのかもしれません。(不毛な。。)
ちょっと手があいたらやってみたいとおもいます(^^;
> Flowers→Floorsの間違いですよね。ネタかと思いました。
> 完全にボケてました(^^;; こそっと直しておきます。
06-10-2018 01:15 PM
@Anonymousさん
Elevator widgetも最初の頃に比べて安定してますね。本年の更新で不安定にならなければ良いのですが。
用途は別として、名称はGoogleさんがどれかに決めてくれるとわかりやすくて良いのですが。
Elevator widgetのメリットとしては
などですかね。
用途としては(Google的な可否は別として)
他にも使い道は有るのかな。思いつかない。
室内と屋外(庭や駐車場)の切り替えにも使えると良いのですが、距離が離れるとElevator widgetが表示されないので切り替えられないので使えませんね。
Elevator widgetの設定イメージ例としてPano2VRでの簡単な設定方法を載せます。
パノラマにレベルごとに別のタグを追加する。
レベルの設定画面
レベルにタグと名前、数字(例:地下はマイナス数字、地上はゼロ、2階から上はプラス数字)
設定が完了したら投稿するだけです。
06-17-2018 09:12 AM
@ふぁんトント_toyo さん
こんばんは。
初めてコメント差し上げます。
認定フォトグラファー新参者のmaruvishiのイシイと申します。
いつも@ふぁんトント_toyo さんの記事を参考に勉強させていただいております。
僕の方では一先ずPanoskinを使用し、Elevator widgetを設定しました。
そしてMacではフロア表示されるものの、iOSではナゼ表示されないのだろうと探っていて、現状の問題としてまだ表示されないというのは分かりました。
しかし、iOSでもホワイトハウスや宝川温泉汪泉閣はフロア表示されるので、その違いはいったい何なのか理解ができていない状況です。(Panoskinだから? Pano2VRでもダメ?)
仕方がないので、iOS版で改善されることを待つしか無いのかなー、と指をくわえています。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
06-17-2018 06:36 PM
はじめまして。
Elevator widgetは2種類あるようで、今は使えないGoogle製のパノラマエディタで公開した古いタイプと、最近のpublish APIで公開したタイプです。
iPhoneで表示されるのは古いタイプで、新しい最近のタイプは表示されないようです。
PanoskinもPano2VRもpublish APIを使っているので結果は同じだと思います。私がPano2VRで公開したものもiPhoneではElevator widgetは表示されません。
ホワイトハウスや東京タワーは古いタイプなので表示されるようです。iOS用のGoogleマップアプリやストリートビューアプリのアップデートを待つしかなさそうです。
詳しくはエキスパートの@Anonymousさんが解説してくれると思います。
※@maruvishiさんのパノラマ、綺麗に撮影されてステッチも天底処理も丁寧に処理されていてすごいです。見習わなきゃ。
06-17-2018 07:03 PM - edited 06-19-2018 06:15 AM
maruvishiさん、お早うございます。
iOSで表示されないのは、 @YasuhikoNさんのおっしゃる通り、Street View Publish APIの仕様によるもので、当方はつい2か月前にPanoskinからGoThru Moderatorに乗り換えましたが、操作性の違いや癖以外は全く同じです。Macで表示されるのはデスクトップ版で閲覧しているからですね。
iOS絡みでコマッタことと言えば、アプリやSafariでCaptionが表示されない事と、iOS Jumping Issueが挙げられます。これはかなりウザイ問題です。しかし、つい最近iOS版マップ・アプリで動画閲覧が可能となりました。なので、Googleのアップデートは「寝て待て」が最善策ですね。
※注意
旧インドアビューで表示されていたマルチフロア表示のあるツアーを現在のAPI各ツールにインポートして再編集したりすると、上書きされてiOS版マップ・アプリでは表示されなくなる場合があるので、旧インドアビュー関連は「触らぬ神に祟りなし」と心得ましょう。当方も、いくつか修正したいモノがありますけれど、ガマンしています。
※これを書いてる最中に震度6の地震。死ぬかと思った。。。