2022
仙台七夕花火祭
東北六大祭のひとつ「仙台七夕」の前夜に開催される花火大会です。
約１６０００発の花火が打ちあがり、都市部の真ん中で打ち上げる花火としてはなかなかの規模です。
花火の内容は最新技術や特大なものはなく標準的でシンプルですが、
仙台市内ならではのメリットがあることをご紹介します。
まず、都市部開催なので地下鉄駅を出てすぐに観覧できます。
無料で観覧できる会場が多く、無計画で気軽に参加できます。
観覧会場に限らず街のどの場所からでも楽しめます。
大規模ですがあくまでプレイベントなので、混雑がひどくないのもメリットです。
この写真は仙台観光で最も有名な仙台城跡（青葉城跡）から撮影しました。
小さい山の上にあり花火を至近距離から目線で観覧できます。
通行止めになる前にるーぶる仙台バスを利用するか、
徒歩で国際センター駅から１ｋｍほどです。但し下りは徒歩かタクシーを利用します。
仙台城跡（青葉城跡）は終日空いているので場所取りが不要です。
宮城県美術館の駐車場も無料開放されています。至近距離の真下から見上げるように観覧できます。
終日空いているので場所取りの必要はありません。
宮城県庁の展望ホールは穴場です！
屋内なので暑くありません。
花火は遠くに上がりますが、仙台市内の夜景を背景にして楽しめます（残念ながら写真はありません）。
「仙台七夕は雨が降る」というジンクスがあり、
地元の人は花火祭が決行されるのを気掛かりにして待っています。
あいにく中止になることはあまりありませんが、曇天雨天が多いのは事実です。
「七夕は雨天のほうが良い」と思っている人も多数います。これについては後述します。
地元の秩父夜祭をご紹介します。
京都の祇園祭、飛騨の高山祭と並んで日本三大美祭及び日本三大曳山祭の一つに数えられており、2016年にはユネスコ無形文化遺産にも登録されました。
3日の22時ころ、6台の笠鉾・屋台が1箇所に集まり、背景に花火が咲く風景は圧巻です。
と、Wikipedia的な情報はここまでにして、個人的な楽しみ方をご紹介します。神事の関係で12月2-3日と日にち固定で、週末と重なると、メインの3日夜は市内が足の踏み場もないくらい混み合います。なので、笠鉾・屋台の鑑賞は昼間がオススメです。豪奢な作りや歴史ある造りを楽しむと良いでしょう。また、露天なども多数出店しているので祭の雰囲気は十分味わえます。
停車中の屋台
市内は車両通行止めになり、平日だと小中学校は休みになります！
法被の後ろのマークでどこの所属かわかります。このマークは下郷地区、下郷笠鉾の人たちですね。
もちろん夜の雰囲気も最高！めっちゃ混みます
冬の花火大会としても有名で、合計1万発の花火が打ち上げられます。昼は笠鉾・屋台の鑑賞、秩父観光して、ちょっと休憩して夜の花火を迎えるのがオススメです。
2018年は12/2が日曜日、12/3が月曜日。月曜日にお休みをとって秩父旅行を計画されてはいかがでしょうか？
では、終わったばかりですが、青森ねぶた祭りからラッセランド（ねぶた団地）の風景です。
青森ねぶたに関する説明は不要でしょう。
夜間の運行以外はねぶた小屋に収納し、夕方からは発電機を回して明かりを着けています。
これは前夜祭の時のだから観光客がわんさか居ます。
うちの会社（どこかは秘密）も出しているんで会社用にSV撮りすぎて整理中。
今回は３６０度写真の凄さを見せつけたので、会社で買って欲しいと強く要望中・・・。
それに肉体労働よりも写真撮ってる方が楽しいので、来年からは撮影班に回してもらいたいところです。
一般企業のねぶたへの参加方法は、協賛（ねぶたの全面や背面、太鼓台車への広告表示）として参加する方法がありますね。
ねぶたを出すのは無理でも、前ねぶた（小型のリヤカー程度のもの＋商品やロゴなどの行灯。いわゆる広告ですな）や跳人（ハネト）として参加する方法があります。跳人として大勢押し寄せる企業なんかは自分の会社のロゴマークが入った跳人衣装で参加していますよ。
私の個人情報がバレない写真は後日、SVとしてアップしておきますね。
「仙台七夕まつり」４００年続く”女性”と”平和”と”無音”の大祭
七夕は中国発祥の行事で、アジア各地で開催されています。
ご存知の通り仙台七夕は日本最大の七夕祭りです。
日本では７月７日を七夕の日としていますが、
仙台は中国のカレンダーに習い１カ月遅れの８月６～８日の開催に変更されています。
仙台駅前にある約１．７ｋｍのアーケード街が会場となります。
全長約５ｍの「吹き流し」と呼ばれる飾りを横に５つ並べる決まりがあります。
アーケード街の空間に色鮮やかで巨大な飾りがぎっしりと詰め込まれます。
七夕飾りは専門の企業、職人による手作りで、１年かけて制作されます。
七夕飾りのを作るためだけの紙工場がいくつもあります。
実は仙台七夕、日本最大級の女性のためのお祭りです。
約４００年前に仙台の街を築いた武将、伊達政宗によって、
女性文化の発展と社会参画を目的としてスタートした、と伝えられています。
吹き流しの飾りはどれも女性らしい可愛さや華やかさがあります。
仙台という街は独自の文化を遂げてきました。
アイデアマンだった伊達政宗は、城下町全体を自給自足の畑にして（杜の都の由来）
金銭に依存しない街づくりなどを敢行しましたが、
４００年前の超最先端都市計画がここにも垣間見えます。
現代も「歴女」と呼ばれる歴史愛好女子から、アニメやゲームを介して愛される伊達政宗ですが、
それは必然の事と言えるでしょう。
仙台七夕は平和七夕とも呼ばれています。
終戦後の復興を願って開催された祭りが現代の原型になっているからです。
そして開催日の８月６日にも由来しています。
飾りには「千羽鶴」を多数見かけます。千羽鶴には祈りの意味があり、平和を願い飾られています。
そして最大級の無音で静かな夏祭りです。
アクティブで激しいことが好まれる日本の夏まつりとしては異例のものです。
しかし実際には３日間で２００万人以上が訪れ、１日当たりの動員数が国内第２位を誇るので賑やかです。
七夕飾りのバリエーションですが、商店により店の前に飾るものが大多数です。
他に行政が飾るものと、平和運動など政治的な飾り物が僅かにあります。
実行委員会による飾りの審査、表彰があります。
最後にアクセシビリティについてですが、
印象として外国人観光客数は１割未満とまだ少ないようです。
今年から本格的に英語翻訳ボランティアを配置し、外国語対応のインフォメーションが藤崎デパート１階に設置されました。
バリアフリー乳幼児トイレは、デパートや地下鉄駅、公共ビル等を利用することになります。
仙台の祭りはセキュリティが厳しく、
有人のごみステーションが点在する限りで他にゴミ箱の設置が無く便利とは言えません。
ベビーカーを引いた観光客は多数いますが、印象として人ごみの中でトラブルになるようなことはないと思います。
仙台七夕は女性的で美しいお祭りですが、もう一つの美しさがあります。
２００万もの人が飾りを通過するのに、
千切れたり汚れたりしたものを見かけたことがないのです。
これは日本人の「物を大切にする」という教養が具現化した美しさではないでしょうか。
I want you to visit someday!!
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